直流回路62【電験3種 理論】スイッチ切換の電流計指示から抵抗rを求める!平成20年度 A問題6 完全解説

電験3種 理論科目【電磁気(直流回路)】平成20年度 A問題6 スイッチの開・短絡・並列の3状態から抵抗を順に確定する

今回は平成20年度 理論科目 A問題6を解説します。切換スイッチSの状態(開・①側・②側)で電流計の指示が2.0A・2.5A・5.0Aと変わるとき、抵抗rの値〔Ω〕を求める問題です(令和5年度下期A問題7と同一)。

S開でR₁+R₂、S②側で短絡してR₁のみ、S①側でrがR₂と並列、という3つの状態から順にR₁・R₂・rを確定していきます。

出題のポイント

目次

平成20年度 理論科目 A問題6:問題文と選択肢

まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 理論科目 直流回路 平成20年度 A問題6 問題文
平成20年度 理論科目 A問題6 問題文

電験3種 理論科目 【電気回路(直流回路)】 平成20年度 A問題6

 図のように、抵抗、切換スイッチS及び電流計を接続した回路がある。この回路に直流電圧100〔V〕を加えた状態で、スイッチSを開いたとき電流計の指示値は2.0A、①側に閉じたとき2.5A、②側に閉じたとき5.0Aであった。このとき、抵抗rの値〔Ω〕として、正しいのは次のうちどれか。ただし、電流計の内部抵抗は無視できるものとする。

(1)20 (2)30 (3)40 (4)50 (5)60〔Ω〕

図 100V電源・電流計・R₁・R₂・切換スイッチSと抵抗rの回路(問題図)
図 100V電源・電流計・R₁・R₂・切換スイッチSと抵抗rの回路(問題図)

ポイント解説:スイッチの3状態から抵抗を順に確定する

この問題は令和5年度下期A問題7と同一です。電流計は全電流を示します。S開=R1+R2、S②側=R2を短絡してR1のみ、S①側=rがR2と並列、の順に解きます。

問題の解説

STEP1 S開・S②側でR₁・R₂を求める

S開:R1+R2=100/2.0=50Ω。S②側(短絡):R1=100/5.0=20Ω → R2=30Ω。

STEP2 S①側でrを求める

R1+(R2∥r)=100/2.5=40Ω → R2∥r=20Ω。

STEP3 rを計算する

30∥r=20 → 30r/(30+r)=20 → r=60Ω。したがって(5)です。

答え:(5)(r=60Ω)

💡 覚え方
各状態の合成抵抗=100/電流計指示。②短絡→R1のみ、①並列→合成が下がる。令和5下と同一問題。

⚠️ よくある間違い
②側は短絡でR2を飛ばす(R1のみ)。3状態を順に使ってR1→R2→rと確定する。

まとめ

S開R1+R2=50Ω
S②R1=20→R2=30Ω
S①30∥r=20
答えr=60Ω …(5)

▼あわせて解きたい関連問題
・同一問題(令和5年度下期)の解説:【理論】令和5年度下期A問題7

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