電験3種の試験当日の戦略|時間配分・解く順番・捨て問の決め方まで分単位で解説

電験3種 学習ガイド 電験3種の試験当日の戦略|時間配分・解く順番・捨て問の決め方まで分単位で解説

実力があっても、時間配分を間違えると落ちるのが電験3種です。1問に固執して残り10問を塗り絵にした——そんな失敗談は毎年後を絶ちません。この記事では、試験当日の時間の使い方、解く順番、捨て問の決め方、見直しのやり方を、具体的な分単位のプランに落とし込んで解説します。

目次

まず試験の枠を確認する

理論・電力・機械は試験時間90分、法規は65分です。問題はA問題(知識・小問)とB問題(長めの計算問題で小問(a)(b)付き)に分かれます。合格基準は例年60点前後で、満点を取る試験ではなく、6割を確実に取る試験——これが当日の戦略のすべての前提になります。

時間配分の基本形(90分科目)

時間帯やること目安
開始〜5分全問をざっと見て、解ける問題に印を付ける5分
5〜55分A問題を「解ける順」に解く50分
55〜80分B問題。(a)を優先して確実に取る25分
80〜90分マーク確認と保留問題の再挑戦10分

最初の5分の「全体見」が重要です。電験3種は問題ごとの難易度差が大きく、最後のほうに簡単な知識問題が置かれていることもよくあります。頭から順に解くと、序盤の重い計算に時間を吸われて後半の取れる問題を落とします。

法規(65分)はさらに時間がタイトです。A問題を1問3分ペースで40分以内に切り上げ、配点の大きいB問題に25分残す——このペース感を過去問演習の段階から体に入れておいてください。

解く順番は「得意な分野から」

  • 1周目:見た瞬間に方針が浮かぶ問題だけを解く。迷ったら飛ばす
  • 2周目:少し考えれば解けそうな問題。1問5分を上限に
  • 3周目:残った難問。時間が余ったときだけ挑戦

この「3周方式」の利点は、試験の序盤で得点を積み上げて精神を安定させられることです。緊張状態で難問から入ると、簡単な問題まで解けなくなります。

捨て問の決め方——8問捨てても受かる

A問題14問×5点+B問題3問×10点の科目では、100点満点中60点が目安です。つまり40点分=8問相当は間違えてよい計算になります。この事実を知っているだけで、本番の心理的余裕がまるで違います。

  • 見た瞬間に解法が浮かばない計算問題は、印を付けて即飛ばす
  • 5分考えて式が立たなければ、その問題は「今日の自分では解けない」と割り切る
  • 全部の選択肢を検討する知識問題は、2択まで絞れたら直感で決めて次へ

B問題は(a)だけでも取る

B問題は(a)(b)の2段構成で、(b)は(a)の結果を使うことが多い構造です。重要なのは、(a)は基本問題であることが多く、(a)だけなら5点確保できること。(b)まで解き切る時間がなくても、3問すべての(a)に手を付ければ15点。これが合否を分けます。

マークミスと見直しの技術

  • マークは1問ごとに塗る派と、大問ごとにまとめて塗る派がいるが、飛ばした問題がある日は1問ごとが安全
  • 見直しは「計算のやり直し」ではなく、問題文の読み違い(誤っているものを選べ・単位・期・kとM)のチェックを優先する
  • CBT方式なら見直しフラグ機能を使い、保留問題を最後に一括で戻る

電験3種は「正しいもの」と「誤っているもの」を選ばせる問題が混在します。見直しで最初に確認すべきは、計算よりもこの設問文の向きです。

当日のコンディション管理

会場には練習で使い込んだ電卓(予備があれば2台)、時計、軽食を。科目間の休憩では答え合わせをせず、次の科目の要点だけを眺めるのが鉄則です。終わった科目は戻ってきません。

まとめ

  • 最初の5分で全体を見て、解ける順に3周する
  • 8問捨てても受かる——難問への固執が最大の敵
  • B問題は(a)だけでも確実に。3問で15点になる
  • 見直しは計算より「設問文の向き・単位」を先に
  • 時間配分は本番でいきなりやらず、過去問演習の段階から時間を計って身につける
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