電験3種(第三種電気主任技術者試験)法規科目の発電用風力設備技術基準は、毎回ほぼ確実に出題される定番分野です。出題される条文・論点は限られており、しかも同じ問題が数年おきに再出題されるため、論点ごとに過去問をまとめて解くのが最短ルートになります。
このページは、当ブログの発電用風力設備技術基準解説(全6問)を論点別に並べたインデックスです。まず下の3つの頻出ポイントを押さえ、あとは論点ごとに過去問を解き進めてください。
まず覚える:発電用風力設備技術基準の3つの頻出ポイント
💬 空欄補充の最頻出。「自動的に」「安全かつ安定的に」などの言葉を正確に。
② 風車を支持する工作物 風圧・積雪・地震などの振動・衝撃に耐える構造/取扱者以外の者が容易に登ることができないように施設
💬 さく・へいの設置や立入禁止表示とセットで覚えます。
③ 風車の施設 損傷を与えるおそれのある振動がないように・雷撃から保護
💬 問われるのは「風車」「支持物」の2本の条文がほとんど。6問すべてが空欄補充です。
要点解説①:第4条(風車)——5つの要件を語で覚える
発電用風力設備に関する技術基準を定める省令 第4条は、風車の施設について次の要件を並べています。空欄補充は下線の語の入れ替えで作られます。
| 要件 | 狙われる語 |
| 負荷を遮断したときの最大速度に対し、構造上安全であること | 遮断(ダミーは「連系」) |
| 風圧に対して構造上安全であること | 風圧 |
| 運転中に損傷を与えるような振動がないように施設すること | 振動(ダミーは「雷撃」) |
| 通常想定される最大風速においても、取扱者の意図に反して風車が起動することのないように施設すること | 起動(ダミーは「停止」) |
| 運転中に他の工作物、植物等に接触しないように施設すること | 接触 |
⚠️ よくある間違い
「負荷を連系したとき」「意図に反して停止」——もっともらしい逆の語に置き換えるのが定番のひっかけです。負荷遮断=負荷が急に外れて回転が上がる場面、と理屈で覚えると間違えません。
要点解説②:第5条(安全な状態の確保)は「2つの場合」+「20mの雷撃」
風車を安全かつ自動的に停止させる措置が必要なのは、次の2つの場合です。
| 自動停止が必要な場合 |
| ① 回転速度が著しく上昇した場合 |
| ② 風車の制御装置の機能が著しく低下した場合 |
あわせて、最高部の地表からの高さが20mを超える発電用風力設備には、雷撃から風車を保護する措置が求められます(周囲の状況により雷撃が風車に及ぶおそれがない場合を除く)。
💡 覚え方
言い回しは「安全かつ自動的に停止」。「速やかに」「手動で」などに変えた選択肢が出ます。数字は20mのひとつだけなので、確実に。
要点解説③:第7条(風車を支持する工作物)と昇塔防止
風車を支持する工作物(タワー)は、自重・積載荷重・積雪及び風圧並びに地震その他の振動及び衝撃に対して構造上安全でなければなりません。荷重の列挙がそのまま空欄になります。
さらに、取扱者以外の者が容易に登ることができないように施設すること——さく・へいの設置や立入禁止の表示とセットで問われます。
⚠️ よくある間違い
「容易に登ることができない」の主語は取扱者以外の者です。「何人も」「取扱者が」に変えた選択肢に注意。
この分野は6問すべてが空欄補充で、同じ条文が繰り返し出ています。下のインデックスの★印(再出題あり)から解き始めるのが最短です。
▶ 法規科目全体の優先順位は法規科目の攻略法へ。
学習の進め方——条文2本だけの最小分野——最初に終わらせるのに最適です
⏱️ 本番での進め方
1. 第4条・第5条・第7条の表の太字の語を音読する
2. ★印(再出題あり)の問題から解く
3. 残りを解き、間違えた語だけ表に戻って確認する
実質2本の条文から6問が作られている、法規で最も範囲の狭い分野です。1時間で終わり、以後ほぼ確実に1問取れるようになる——費用対効果でいえば法規の全分野で最上位です。
確認テスト——ここまでの要点を一問一答で
過去問に入る前のチェックに使ってください。右の答えが即答できれば、この分野の土台はできています。詰まった行は、上の要点解説に戻ってから下のインデックスの該当問題へ。
| 問い | 答え |
| 風車を自動停止させる2つの場合は? | 回転速度が著しく上昇/制御装置の機能が著しく低下 |
| 停止のしかたの言い回しは? | 「安全かつ自動的に停止」 |
| 雷撃からの保護が必要な高さは? | 最高部の地表からの高さが20mを超えるもの |
| 負荷を( )したときの最大速度に耐える | 遮断(「連系」はダミー) |
| 意図に反して風車が( )しないように | 起動(「停止」はダミー) |
| 支持工作物が耐えるべき荷重の列挙は? | 自重・積載荷重・積雪・風圧・地震その他の振動及び衝撃 |
| 昇塔防止の条文の主語は? | 取扱者以外の者が容易に登れないように |
全問即答できたら、下のインデックスから過去問に進んでください。本番では、この表の語がそのまま空欄や誤り選択肢になって出てきます。
論点別・問題インデックス(全6問)
各リンクは過去問1問ごとの完全解説です。★印の論点は同一・同型の問題が再出題されているので、まとめて解くと効率的です。
風車の施設基準
風車の安全な状態の確保(★再出題あり)
風車を支持する工作物(★再出題あり)
同じ問題が繰り返し出ている論点(最優先)
風力設備技術基準4:【法規】平成29年度A問題5
風力設備技術基準2:【法規】令和6年度上期A問題5
● 風車を支持する工作物(同条文)
風力設備技術基準5:【法規】平成24年度A問題4
風力設備技術基準1:【法規】令和7年度上期A問題5
発電用風力設備技術基準を一通り解き終えたら、他分野にも進みましょう。
● 電気事業法(42問)/電気工事士法・関連法規(11問)/電気関係報告規則(10問)/電技省令(51問)/電気設備技術基準の解釈(109問)/技術基準の計算(28問)/電気施設管理(知識)(21問)/電気施設管理(計算)(48問)
● 法規科目カテゴリ別 問題一覧(全分野)

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