直流回路63【電験3種 理論】2電源回路の各抵抗を流れる電流I₁・I₂・I₃を求める!平成20年度 A問題7 完全解説

電験3種 理論科目【電磁気(直流回路)】平成20年度 A問題7 ミルマンの定理で中央抵抗の電圧を求める(重ね合わせ)

今回は平成20年度 理論科目 A問題7を解説します。2つの直流電源(4V・2V)と3つの抵抗(4Ω・2Ω・5Ω)からなる回路で、各抵抗に流れる電流I₁・I₂・I₃の組合せを求める問題です(令和6年度下期A問題6と同一)。

中央の5Ωにかかる電圧をミルマンの定理で求めると0Vになり、I₃=0が即座に分かります。あとは4Vと2Vが直列に6Ωへかかるだけの単純な回路になります。

出題のポイント

目次

平成20年度 理論科目 A問題7:問題文と選択肢

まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 理論科目 直流回路 平成20年度 A問題7 問題文
平成20年度 理論科目 A問題7 問題文

電験3種 理論科目 【電気回路(直流回路)】 平成20年度 A問題7

 図のように、二つの直流電源と三つの抵抗からなる回路がある。各抵抗に流れる電流を図に示す向きに定義するとき、電流I1、I2、I3の値〔A〕の組合せとして、正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。

I1I2I3
(1)−1−10
(2)−11−2
(3)110
(4)211
(5)1−12
図 2つの直流電源(4V・2V)と3つの抵抗(4Ω・2Ω・5Ω)からなる回路(問題図)
図 2つの直流電源(4V・2V)と3つの抵抗(4Ω・2Ω・5Ω)からなる回路(問題図)

ポイント解説:ミルマンの定理で中央抵抗の電圧を求める

この問題は令和6年度下期A問題6と同一です。中央の5Ωにかかる電圧V3をミルマンの定理で求めると0Vになり、I3=0が即座に分かります。

5Ωを切り離すと、4Vと2Vが直列で6Ωにかかるだけの単純な回路になります。

問題の解説

STEP1 ミルマンでV₃を求める

$$V_3=\frac{\frac{4}{4}+\frac{-2}{2}}{\frac{1}{4}+\frac{1}{2}+\frac{1}{5}}=\frac{1-1}{0.95}=0\;[\mathrm{V}]$$よってI3=0A。

STEP2 I₁・I₂を求める

5Ωに電流は流れず、4V+2V=6Vが4Ω+2Ω=6Ωにかかる。$$I_1=I_2=\frac{6}{6}=1\;[\mathrm{A}]$$

STEP3 組合せを選ぶ

I1=1、I2=1、I3=0。したがって(3)です。

答え:(3)(I₁=1A、I₂=1A、I₃=0A)

💡 覚え方
複数電源の枝電圧はミルマンの定理V=Σ(E/R)÷Σ(1/R)。中央電圧0で中央電流0。令和6下と同一問題(選択肢の並びのみ異なる)。

⚠️ よくある間違い
令和6年度下期A問題6と同一だが選択肢の番号が異なる(本問はI1=I2=1が(3))。電源の極性(左+上・右+下)に注意。

まとめ

V30V(ミルマン)
I30A
I1/I26/6=1A
答え(3)

▼あわせて解きたい関連問題
・同一問題(令和6年度下期)の解説:【理論】令和6年度下期A問題6

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