過渡現象9【電験3種 理論】テブナンの定理でRC回路の時定数と最終電圧を求める!令和2年度 A問題10 完全解説

電験3種 理論科目【電磁気(過渡現象)】令和2年度 A問題10 テブナン等価でτ=R_th·C、最終値=V_th

今回は令和2年度 理論科目 A問題10を解説します。スイッチを閉じたあとの電圧v(t)について、破線から左側にテブナンの定理を適用して、回路の時定数と最終値の組合せを求める問題です。

コンデンサから左側を見たテブナン等価回路(電圧Vth、抵抗Rth)を求めます。すると単純なRC回路になり、時定数τ=Rth·C、最終値=Vthです。

出題のポイント

目次

令和2年度 理論科目 A問題10:問題文と選択肢

まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 理論科目 過渡現象 令和2年度 A問題10 問題文
令和2年度 理論科目 A問題10 問題文

電験3種 理論科目 【電気回路(過渡現象)】 令和2年度 A問題10

 図の回路のスイッチを閉じたあとの電圧v(t)の波形を考える。破線から左側にテブナンの定理を適用することで、回路の時定数〔s〕とv(t)の最終値〔V〕の組合せとして、最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。ただし、初めスイッチは開いており、回路は定常状態にあったとする。

時定数〔s〕最終値〔V〕
(1)0.7510
(2)0.752.5
(3)42.5
(4)110
(5)10
図 10V・3Ω・S・1Ω・1FのRC回路(問題図)
図 10V・3Ω・S・1Ω・1FのRC回路(問題図)

ポイント解説:テブナン等価でτ=R_th·C、最終値=V_th

コンデンサから見た左側を、テブナン等価電圧Vthと等価抵抗Rthに置き換えます。すると単純なRC回路になり、時定数τ=Rth·C、最終値=Vth

Vthはコンデンサを外したときの開放電圧(1Ωの電圧)、Rthは電源を短絡したときの抵抗(3Ω∥1Ω)です。

問題の解説

STEP1 テブナン電圧V_thを求める

コンデンサを外し、10Vが3Ωと1Ωで分圧。Vth=10×1/(3+1)=2.5V。

STEP2 テブナン抵抗R_thを求める

電源を短絡すると3Ω∥1Ω=0.75Ω。

STEP3 時定数と最終値を求める

τ=Rth·C=0.75×1=0.75s。最終値v(∞)=Vth=2.5V。よって(2)です。

答え:(2)(時定数0.75s・最終値2.5V)

💡 覚え方
テブナン等価でRC過渡。τ=Rth·C、最終値=Vth。Vth=開放電圧、Rth=電源短絡時の抵抗。

⚠️ よくある間違い
Rthは電源短絡時の合成抵抗(3∥1=0.75Ω)。最終値はVth=2.5V(電源10Vではない)。

まとめ

Vth10×1/(3+1)=2.5V
Rth3∥1=0.75Ω
τRthC=0.75s
答え0.75s・2.5V …(2)

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・RC過渡(電流比)の関連問題:【理論】令和6年度下期A問題10

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