直流回路11【電験3種 理論】3電源回路で抵抗Rの値を求める!令和6年度上期 A問題6 完全解説

電験3種 理論科目【電磁気(直流回路)】令和6年度上期 A問題6 キルヒホッフの法則(2つの閉回路)で未知抵抗を導く

今回は令和6年度上期 理論科目 A問題6を解説します。3つの電源(9V・3V・4V)と抵抗(6Ω・R・1Ω)からなる回路で、抵抗Rに0.3Aが流れるときのRの値〔Ω〕を求める問題です。

6Ωを流れる電流I1、1Ω側の電流I2、R側の0.3Aについて、電流則(I1=I2+0.3)と2つの閉回路の電圧則を立てれば解けます。

出題のポイント

目次

令和6年度上期 理論科目 A問題6:問題文と選択肢

まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 理論科目 直流回路 令和6年度上期 A問題6 問題文
令和6年度上期 理論科目 A問題6 問題文

電験3種 理論科目 【電気回路(直流回路)】 令和6年度上期 A問題6

 図の回路において、抵抗R〔Ω〕には電流0.3Aが流れている。抵抗Rの値〔Ω〕として、最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。

(1)2.0 (2)2.8 (3)3.7 (4)4.9 (5)25〔Ω〕

図 3電源(9V・3V・4V)と抵抗(6Ω・R・1Ω)の回路(問題図)
図 3電源(9V・3V・4V)と抵抗(6Ω・R・1Ω)の回路(問題図)

ポイント解説:電流則+2つの閉回路の電圧則を連立する

6Ωを流れる電流をI1、1Ω側の電流をI2、R側を0.3Aとすると、電流則より I1=I2+0.3。

「9Vと4Vの閉回路」「9Vと3Vの閉回路」の2つで電圧則(キルヒホッフの第2法則)を立てて連立します。電源が直列に足し合う向きなのがポイントです。

問題の解説

STEP1 電流則

$$I_1=I_2+0.3$$

STEP2 1Ω側の閉回路でI₂を求める

9Vと4Vの閉回路より 9+4=6I1+1·I2、すなわち 6I1+I2=13。I1=I2+0.3を代入して、$$6(I_2+0.3)+I_2=13\;\Rightarrow\;7I_2=11.2\;\Rightarrow\;I_2=1.6\,\mathrm{A},\;I_1=1.9\,\mathrm{A}$$

STEP3 R側の閉回路でRを求める

9Vと3Vの閉回路より 9+3=6I1+R×0.3。$$12=6\times1.9+0.3R=11.4+0.3R\;\Rightarrow\;R=2.0\;[\Omega]$$したがって(1)です。

答え:(1)(R=2.0Ω)

💡 覚え方
複数電源は電流則+各閉回路の電圧則を連立。閉回路の起電力は向きに注意して足し引きする(本問は直列加算)。

⚠️ よくある間違い
閉回路の電源電圧の符号(足すか引くか)を間違えないこと。6Ωには全電流I1=I2+0.3が流れる点に注意。

まとめ

電流則I1=I2+0.3
1Ω閉路6I1+I2=13→I2=1.6
R閉路12=6I1+0.3R
答えR=2.0Ω …(1)

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