単相交流15【電験3種 理論】波形率・波高率とは?定義と波形による大小を理解する!令和4年度下期 A問題8 完全解説

電験3種 理論科目【電磁気(単相交流)】令和4年度下期 A問題8 波形率=実効値/平均値、波高率=最大値/実効値

今回は令和4年度下期 理論科目 A問題8を解説します。交流の波形率・波高率の定義と、波形(尖った波・平らな波)による値の大小に関する空欄補充問題です。

波形率=実効値/平均値、波高率=最大値/実効値です。三角波のように尖った波形では両方とも大きく、方形波のように平らな波形では両方とも小さく(1に近く)なります。

出題のポイント

目次

令和4年度下期 理論科目 A問題8:問題文と選択肢

まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 理論科目 単相交流 令和4年度下期 A問題8 問題文
令和4年度下期 理論科目 A問題8 問題文

電験3種 理論科目 【電気回路(単相交流)】 令和4年度下期 A問題8

 次の文章は、交流における波形率、波高率に関する記述である。波形率とは、実効値の(ア)に対する比(波形率=実効値/(ア))をいう。波形率の値は波形によって異なり、正弦波と比較して、三角波のようにとがっていれば、波形率の値は(イ)なり、方形波のように平らであれば、波形率の値は(ウ)なる。波高率とは、(エ)の実効値に対する比(波高率=(エ)/実効値)をいう。波高率の値は波形によって異なり、正弦波と比較して、三角波のようにとがっていれば、波高率の値は(オ)なり、方形波のように平らであれば、波高率の値は(カ)なる。

上記の記述中の空白箇所(ア)〜(カ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。

(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)(カ)
(1)平均値大きく小さく最大値大きく小さく
(2)最大値大きく小さく平均値大きく小さく
(3)平均値小さく大きく最大値小さく大きく
(4)最大値小さく大きく平均値小さく大きく
(5)最大値大きく大きく平均値小さく小さく

ポイント解説:波形率=実効値/平均値、波高率=最大値/実効値

波形率は「実効値÷平均値」、波高率は「最大値÷実効値」で定義されます。まずこの分母・分子を正しく押さえます。

尖った波形(三角波)はピークが目立つので両方とも大きく、平らな波形(方形波)は実効値≒平均値≒最大値なので両方とも1に近く(小さく)なります。

問題の解説

STEP1 (ア)(エ)定義を確認する

波形率=実効値/平均値(ア)。波高率=最大値(エ)/実効値。

STEP2 (イ)(ウ)波形率の大小

三角波(尖)は波形率大きく(イ)、方形波(平ら)は波形率小さく(ウ)(1に近い)。

STEP3 (オ)(カ)波高率の大小

三角波は波高率大きく(オ、√3)、方形波は波高率小さく(カ、1)。よって(1)です。

答え:(1)(平均値・大きく・小さく・最大値・大きく・小さく)

💡 覚え方
波形率=実効値/平均値波高率=最大値/実効値。尖った波は両方大、平らな波は両方小(1に近い)。正弦波:波形率1.11・波高率√2。

⚠️ よくある間違い
波形率と波高率の分母・分子を取り違えないこと。波形率は平均値が分母、波高率は実効値が分母。

まとめ

波形率実効値/平均値((ア)平均値)
波高率最大値/実効値((エ)最大値)
三角波(尖)両方大きく
答え(1)

▼あわせて解きたい関連問題
・波形率・実効値の関連問題:【理論】令和7年度下期A問題14

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