今回は平成22年度 法規科目 A問題4、屋外に施設する移動電線の施設(電気設備技術基準の解釈第171条)に関する空欄補充問題です。使用電圧の区分ごとの接続方法と、施設できない区分が問われます。
骨格は「低圧の移動電線と屋外配線はさし込み接続器」「高圧の移動電線と機械器具はボルト締めで堅ろうに接続」「特別高圧の移動電線は屋外に施設しない」。電圧が上がるほど接続を確実にし、特別高圧は原則施設不可です。
出題のポイント

平成22年度 法規科目 A問題4:問題文と選択肢
まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 法規科目 【電気設備技術基準の解釈】 平成22年度 A問題4
次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」における屋外に施設する移動電線の施設についての記述の一部である。上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)及び(ウ)に当てはまる語句として、正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。
a.屋外に施設する(ア)の移動電線と(ア)の屋外配線との接続には、ちょう架用線にちょう架して施設する場合を除き、さし込み接続器を用いること。
b.屋外に施設する(イ)の移動電線と電気使用機械器具とは、ボルト締めその他の方法により堅ろうに接続すること。
c.(ウ)の移動電線は、屋外に施設しないこと。
(ア) (イ) (ウ) (1) 使用電圧が300V以下 使用電圧が300V以下 300Vを超える低圧 (2) 使用電圧が300V以下 300Vを超える低圧 高圧 (3) 300Vを超える低圧 低圧 高圧 (4) 300Vを超える低圧 低圧 特別高圧 (5) 低圧 高圧 特別高圧
ポイント解説:低圧さし込み・高圧ボルト締め・特別高圧不可
(ア)低圧:屋外に施設する低圧の移動電線と低圧の屋外配線との接続には、ちょう架する場合を除きさし込み接続器を用います(解釈第171条)。低圧は差込み接続器で手軽に接続できます。「使用電圧300V以下」や「300V超の低圧」だけに限定されません。
(イ)高圧:屋外に施設する高圧の移動電線と電気使用機械器具とは、ボルト締めその他の方法により堅ろうに接続します。高圧は差込みでは不十分で、確実な機械的接続が必要です。
(ウ)特別高圧:特別高圧の移動電線は、屋外に施設してはいけません。特別高圧の移動電線は原則施設が認められておらず(電気集じん応用装置等の例外を除く)、屋外施設は不可です。よって(ア)低圧・(イ)高圧・(ウ)特別高圧で(5)。
問題の解説
STEP1 (ア)
低圧の移動電線と屋外配線はさし込み接続器
STEP2 (イ)
高圧の移動電線と機械器具はボルト締めで堅ろうに
STEP3 (ウ)
特別高圧の移動電線は屋外に施設しない →(5)
答え:(5)
💡 覚え方
屋外の移動電線の施設(解釈第171条)=低圧の移動電線と屋外配線はさし込み接続器(ちょう架時を除く)。高圧の移動電線と機械器具はボルト締め等で堅ろうに接続。特別高圧の移動電線は屋外に施設しない。電圧が上がるほど接続を確実に、特別高圧は不可。
⚠️ よくある間違い
(ア)は低圧(300V以下等に限定されない)、(イ)は高圧、(ウ)は特別高圧。低圧=さし込み、高圧=ボルト締め、特別高圧=屋外施設不可、という電圧区分と接続方法の対応を押さえる。300Vの数値に引っ張られない。
まとめ
| (ア)低圧の移動電線 | 屋外配線とさし込み接続器 |
| ちょう架の場合 | さし込み接続器を要しない |
| (イ)高圧の移動電線 | 機械器具とボルト締めで堅ろうに |
| (ウ)特別高圧 | 移動電線は屋外に施設しない |
| 趣旨 | 電圧が高いほど接続を確実に |
| 答え | (5) |
▼あわせて解きたい関連問題
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