電技省令36【電験3種 法規】0.1/0.2/0.4MΩ!対地電圧150V・使用電圧300Vが境目 平成26年度 A問題6 完全解説

電験3種 法規科目【電技省令】平成26年度 A問題6 (ア)電路・(イ)過電流遮断器・(ウ)300(V)・(エ)対地電圧・(オ)0.4(MΩ)=(2)(令和6年度上期 問8と同一)

今回は平成26年度 法規科目 A問題6低圧の電路の絶縁抵抗値の空欄補充問題です。令和6年度上期 A問題8でそのまま再出題された、実務でも毎年使う最重要の数値表です。

表はこれだけ。300V以下で対地電圧150V以下=0.1MΩ/300V以下のその他=0.2MΩ/300V超=0.4MΩ。区切る単位は開閉器又は過電流遮断器で区切ることのできる電路ごとです。

出題のポイント

目次

平成26年度 法規科目 A問題6:問題文と選択肢

まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 法規科目 配電 平成26年度 A問題6 問題文
平成26年度 法規科目 A問題6 問題文

電験3種 法規科目 【電技省令】 平成26年度 A問題6

 次の文章は、「電気設備技術基準」における低圧の電路の絶縁性能に関する記述である。

 電気使用場所における使用電圧が低圧の電路の電線相互間及び(ア)と大地との間の絶縁抵抗は、開閉器又は(イ)で区切ることのできる電路ごとに、次の表の左欄に掲げる電路の使用電圧の区分に応じ、それぞれ同表の右欄に掲げる値以上でなければならない。

 【(ウ)V以下】(エ)(接地式電路においては電線と大地との間の電圧、非接地式電路においては電線間の電圧をいう。以下同じ。)が150V以下の場合…0.1MΩ/その他の場合…0.2MΩ

 【(ウ)Vを超えるもの】…(オ)MΩ

 上記の記述中の空白箇所(ア)〜(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。

(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)
(1)電線配線用遮断器400公称電圧0.3
(2)電路過電流遮断器300対地電圧0.4
(3)電線路漏電遮断器400公称電圧0.3
(4)電線過電流遮断器300最大使用電圧0.4
(5)電路配線用遮断器400対地電圧0.4

ポイント解説:0.1/0.2/0.4MΩの3段階を丸暗記

(ア)電路・(イ)過電流遮断器:測定するのは電線相互間電路と大地との間。区切る単位は開閉器又は過電流遮断器で区切ることのできる電路ごとです。「配線用遮断器」は過電流遮断器の一種にすぎず、条文の総称は過電流遮断器。「漏電遮断器」は地絡保護の機器なので、区切りの単位を定める語ではありません。

(ウ)300V・(エ)対地電圧:区分の境目は使用電圧300V。300V以下の中でさらに対地電圧150V以下かどうかで0.1MΩと0.2MΩに分かれます。対地電圧接地式電路では電線と大地との間の電圧、非接地式電路では電線間の電圧——この定義も問題文どおりです。100V単相2線式(対地電圧100V)なら0.1MΩ、200V三相3線式(非接地式で対地電圧200V)なら0.2MΩになります。

(オ)0.4MΩ300Vを超える低圧(400V級)は0.4MΩ以上。0.1/0.2/0.4という並びを150V以下/その他/300V超と対応させて覚えます。0.3MΩという値は存在しません。なお絶縁抵抗測定が困難な場合は漏えい電流1mA以下で代替できます(解釈第14条)。よって(2)——令和6年度上期 A問題8では同じ内容で正解が(3)でした。

問題の解説

STEP1 (ア)(イ)

電路と大地の間/開閉器又は過電流遮断器で区切る。

STEP2 (ウ)(エ)

境目は300V、内訳は対地電圧150V以下かどうか。

STEP3 (オ)

300V超は0.4MΩ→(2)。

答え:(2)

💡 覚え方
低圧の絶縁抵抗(電技58条)=300V以下・対地電圧150V以下→0.1MΩ/300V以下のその他→0.2MΩ/300V超→0.4MΩ。区切りは開閉器又は過電流遮断器ごと。測定困難なら漏えい電流1mA以下(解釈14条)。

⚠️ よくある間違い
境目を400Vとしない——300V。「公称電圧」「最大使用電圧」ではなく対地電圧0.3MΩは存在しない。令和6年度上期では正解番号が(3)。

まとめ

(ア)電路
(イ)過電流遮断器
(ウ)300(V)
(エ)対地電圧
(オ)0.4(MΩ)
答え(2)

▼あわせて解きたい関連問題
・同一問題(電技省令9):【法規】令和6年度上期 A問題8
・低圧電線路の絶縁性能(電技省令4):【法規】令和7年度上期 A問題3

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