電気設備技術基準の解釈32【電験3種 法規】水中照明は使用電圧・A種混触防止板・非接地式・金属管=(5) 令和4年度上期 A問題7 完全解説

電験3種 法規科目 電気設備技術基準の解釈 令和4年度上期 A問題7 プールの水中照明!絶縁変圧器と金属管が必須

今回は令和4年度上期 法規科目 A問題7水中照明の施設(電気設備技術基準の解釈第187条)に関する空欄補充問題です。プール等の水中照明灯は感電の危険が特に大きく、絶縁変圧器・接地・配線に厳しい条件が課されます。

骨格は「絶縁変圧器1次300V/2次150V以下・混触防止板にA種接地・2次側は非接地式電路・配線は金属管工事」。水中は特に危険なので、変圧器で絶縁し、非接地とし、金属管で堅牢に保護します。

出題のポイント

目次

令和4年度上期 法規科目 A問題7:問題文と選択肢

まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 法規科目 配電 令和4年度上期 A問題7 問題文
令和4年度上期 法規科目 A問題7 問題文

電験3種 法規科目 【電気設備技術基準の解釈】 令和4年度上期 A問題7

 次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく水中照明の施設に関する記述である。上記の記述中の空白箇所(ア)〜(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。

次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく水中照明の施設に関する記述である。水中又はこれに準ずる場所であって、人が触れるおそれのある場所に施設する照明灯は、次によること。

a)照明灯に電気を供給する電路には、次に適合する絶縁変圧器を施設すること。①1次側の(ア)電圧は300V以下、2次側の(ア)電圧は150V以下であること。②絶縁変圧器は、その2次側電路の(ア)電圧が30V以下の場合は、1次巻線と2次巻線との間に金属製の混触防止板を設け、これに(イ)種接地工事を施すこと。

b)a)の規定により施設する絶縁変圧器の2次側電路は、次によること。①電路は、(ウ)であること。②開閉器及び過電流遮断器を各極に施設すること。③(ア)電圧が30Vを超える場合は、その電路に地絡を生じたときに自動的に電路を遮断する装置を施設すること。④開閉器・過電流遮断器・地絡遮断装置は、堅ろうな金属製の外箱に収めること。⑤配線は、(エ)工事によること。

(ア)(イ)(ウ)(エ)
(1)使用D非接地式電路合成樹脂管
(2)対地A接地式電路金属管
(3)使用D接地式電路合成樹脂管
(4)対地A非接地式電路合成樹脂管
(5)使用A非接地式電路金属管

ポイント解説:絶縁変圧器・A種混触防止板・非接地式・金属管

(ア)使用:絶縁変圧器の電圧は使用電圧で判定します。1次側の使用電圧300V以下、2次側の使用電圧150V以下。判定基準は「対地電圧」ではなく使用電圧です。

(イ)A種:2次側使用電圧30V以下の場合、1次巻線と2次巻線の間に金属製の混触防止板を設け、これにA種接地工事を施します。高圧混触時の危険を防ぐためA種(最も手厚い接地)です。「D種」ではありません。

(ウ)非接地式電路・(エ)金属管:2次側電路は非接地式電路とします——水中で漏電しても地絡電流の帰路をつくらず感電を防ぐためです。配線は金属管工事で堅牢に保護します。よって(ア)使用・(イ)A・(ウ)非接地式電路・(エ)金属管で(5)

問題の解説

STEP1 (ア)(イ)

絶縁変圧器1次300V/2次150V以下(使用電圧)/混触防止板にA種接地

STEP2 (ウ)

2次側電路は非接地式電路

STEP3 (エ)

配線は金属管工事 →(5)

答え:(5)

💡 覚え方
水中照明の施設(解釈第187条)=絶縁変圧器で1次使用電圧300V以下・2次150V以下。2次30V以下なら1次2次巻線間に混触防止板+A種接地。2次側電路は非接地式電路、30V超は地絡遮断装置、開閉器等は堅ろうな金属製外箱、配線は金属管工事。水中は最も厳しい保護。

⚠️ よくある間違い
(ア)は使用電圧(対地電圧ではない)。(イ)はA種接地(混触防止板、D種ではない)。(ウ)は非接地式電路(接地式ではない)。(エ)は金属管工事(合成樹脂管ではない)——堅牢な保護。

まとめ

絶縁変圧器1次使用電圧300V以下/2次150V以下
(イ)混触防止板A種接地工事
(ウ)2次側電路非接地式電路
地絡遮断2次使用電圧30V超で施設
(エ)配線金属管工事
答え(5)

▼あわせて解きたい関連問題
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・電線路の接近状態(電気設備技術基準の解釈31):【法規】令和4年度上期 A問題5

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