今回は平成27年度 法規科目 A問題8、可燃性ガスが漏れ又は滞留し爆発するおそれがある場所の屋内配線(電気設備技術基準の解釈第176条)に関する問題です。金属管工事・ケーブル工事の工事例から、不適切なものを選びます。
ポイントは「爆発危険場所では金属管工事又はケーブル工事」「ケーブルはキャブタイヤケーブル以外」「金属管は薄鋼電線管以上・5山以上ねじ込み」。キャブタイヤケーブルが使えない点が最大の引っかけです。
出題のポイント

平成27年度 法規科目 A問題8:問題文と選択肢
まずは、実際の試験問題を確認してみましょう。

電験3種 法規科目 【電気設備技術基準の解釈】 平成27年度 A問題8
次の文章は、可燃性のガスが漏れ又は滞留し、電気設備が点火源となり爆発するおそれがある場所の屋内配線に関する工事例である。「電気設備技術基準の解釈」に基づき、不適切なものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
(1)金属管工事により施設し、薄鋼電線管を使用した。
(2)金属管工事により施設し、管相互及び管とボックスその他の附属品とを5山以上ねじ合わせて接続する方法により、堅ろうに接続した。
(3)ケーブル工事により施設し、キャブタイヤケーブルを使用した。
(4)ケーブル工事により施設し、MIケーブルを使用した。
(5)電線を電気機械器具に引き込むときは、引込口で電線が損傷するおそれがないようにした。
ポイント解説:キャブタイヤケーブルは爆発危険場所で使用不可
不適切は(3):可燃性ガス等の存在する場所でケーブル工事を行う場合、使用する電線はキャブタイヤケーブル以外のケーブルでなければなりません(解釈第176条)。キャブタイヤケーブルは移動用で外傷を受けやすく、爆発危険場所には不向きです。(3)はキャブタイヤケーブルを使用しており不適切です。
正しい選択肢:(1)金属管工事で薄鋼電線管(又はこれと同等以上)を使用——適切。(2)管相互・管とボックス等を5山以上ねじ合わせて堅ろうに接続——爆発性ガスの侵入・火花の漏れを防ぐため適切。
(4)(5):(4)ケーブル工事でMIケーブル(金属被覆で堅牢)を使用——適切。(5)電線を機械器具に引き込むとき引込口で電線が損傷しないように施設——適切。よって不適切は(3)です。
問題の解説
STEP1 工事方法
爆発危険場所は金属管工事又はケーブル工事
STEP2 (3)
ケーブルはキャブタイヤケーブル以外→(3)は不適切
STEP3 他
薄鋼電線管・5山ねじ込み・MIケーブル・引込口保護は適切 →(3)
答え:(3)
💡 覚え方
可燃性ガス等の存在する場所の施設(解釈第176条)=金属管工事(薄鋼電線管以上・5山以上ねじ込み)又はケーブル工事(キャブタイヤケーブル以外、MIケーブル等)。引込口で電線を損傷させない。キャブタイヤケーブルが使えない点がカギ。
⚠️ よくある間違い
(3)が不適切。爆発危険場所のケーブル工事はキャブタイヤケーブル以外のケーブル。キャブタイヤは移動用で外傷を受けやすく不可。薄鋼電線管・5山以上ねじ込み・MIケーブルは適切。金属管とキャブタイヤ不可を混同しない。
まとめ
| (1)金属管 | 薄鋼電線管以上→適切 |
| (2)接続 | 5山以上ねじ込み→適切 |
| (3)ケーブル | キャブタイヤは不可→不適切 |
| (4)MIケーブル | 使用可→適切 |
| (5)引込口 | 電線を損傷させない→適切/答え(3) |
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